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★2 女教皇(ハイプリースティス)

●想像の世界の女性教皇、伝説的にはあっても現実には女性の教皇は存在しなかったようだ。神話的伝説によると男の僧侶に扮した彼女は誰もが不自然に感じることもなく、男性と信じているうちに教皇にまでなり、ある荘厳な行列の儀式の最中出産という事態に遭遇してしまい、女性であることが発覚したという。何世紀も前の古代には崇高な精神を広め伝える役割は女性には不向きと考えられていたのであろう、しかしそのいくら崇高なる精神でも肉体無くしては持てないもの、肉体は女性無くしては生まれないことも事実なのだ、そして多くの男性はいくら強がりを言っても女性の持つ能力と重要性を現実のものとして受け入れざるを得ないのである。

●陰陽を分ける月と太陽、そして肯定と否定を暗示している黒と白の柱、女性の象徴としてザクロ、男性の象徴としてのシュロ、手には律法の書(トーラ)を半開きで持ち、プラスエネルギーとマイナスエネルギーのど真ん中に座っている。

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